一番危険な習慣は、だらだら食べて飲むこと。

 コロナウイルスの影響等で、在宅勤務になり、家で過ごす時間が長くなった方は多いと思います。会社勤務をしていた時に比べると、食事以外に何かしらの飲食物を、いつでも好きなときに食べたり、飲んだりしていませんか?

ちょっと休憩のはずが・・・

 「いつでも」「好きなときに」食べて飲むこと、 だらだら食い が、歯にとって、どれだけ危険かご存じですか?

 だらだら食いは、虫歯を誘発させます。

 お口の中にいる虫歯菌は、 糖分を分解して酸を作り出します。
  その酸によって 歯の表面のミネラルが溶け出して虫歯になります。 専門用語では脱灰(だっかい)です。
  通常では唾液によって酸が中和されたり、溶け出したミネラルが再び歯に戻ったりします。こちらも専門用語で再石灰化といいます。

  だらだら食い はお口の中が酸性になっている時間が長くなり、再石灰化する事が出来なくて、歯が溶ける脱灰が続きます。
その様な理由により、だらだら食いは、虫歯を誘発させます。

大事な事なので2度いいます。だらだら食いは、虫歯を誘発させます。

 むし歯は、飲食の時間を工夫すると、新たなむし歯の発生を防ぐことが可能です。 大人も子供も、食事と間食(おやつ)の時間は、きっちり分ける。むし歯菌の出す酸で、歯が溶け続ける時間を 作るのはやめましょう。

むし歯予防に最適なハミガキ剤は、フッ素の含有量が多いタイプ。1450ppmFを探してみましょう。

*6才未満へのフッ化物配合の歯磨剤は、 6才未満用の歯磨剤を使用して下さい。詳しくは商品に記載されている説明をご覧ください。

 むし歯を防ぐ注意事項は、
 1.食生活に気を付ける。
 2.食事と間食の時間に気を付けて、だらだら食べて飲むのをやめる。
 3.歯磨きが出来そうもなければ、お口の中の味を洗い流す。
 4.理想は、自分に適した歯磨きをする。

市販の洗口剤でゆすぐだけでも、食べかす等を取り除けます。

 最後に。
 様々な事情で、歯科医院に行けない時は、お仕事や家事の合間に、いつもより、ちょっとだけ、ハミガキをやってみようかなと、洗面所に向かってみませんか。時間をかけようと構えることなく、ハブラシを手に持つことから、はじめてみましょう。

歯科医院で最適なハブラシを見つけましょう。

 今の自分が不安であれば、検査をしましょう。
 シルハという器械で、お口の中の細菌の分布は、5分で分かります。
 当日、その場でプリントアウトして、お渡しします。
 費用は¥2,000(税別)。

 唾液検査に関する過去のブログはこちら 
 歯科医院で見える、自分のお口の健康度 

 唾液検査で、客観的に自分のリスクを理解する重要性