麻酔の痛みを和らげる工夫

 麻酔をします、と言われると、緊張しますよね。
 今回は、針のチクッとした痛みを和らげるための、最近発売されたばかりの新しい麻酔の針について、お伝えします。

針の先は細ければ細いほど、痛みを感じにくいと言われています。
近年は、美容外科の分野や糖尿病の注射針でも痛みの軽減を図るために極細の麻酔針が使用されています。当クリニックにおいても、 長年に渡り、シャープペンの芯0.5ミリの約半分にあたる、直径0,26ミリ 注射針33G といわれる規格のものを使用しておりました。

 この度、 さらに細くシャープペンの芯 0.5 ミリの半分以下の直径である0.23ミリの超極細を導入しました。この規格は注射針35G といわれ るものです。

注射針の直径はシャーペンの芯の半分以下

 また、事前に、表面麻酔を歯ぐきに塗ることで、針を刺す時の痛みの軽減を図っています。

歯ぐきの表面に塗る表面麻酔

 歯科の治療は麻酔を使うことが多いです。
  今回の麻酔をする処置は、絶対に痛くないとは言えませんが、少しでも 皆様の緊張や痛みを緩和したいと思い、取り入れました。