奥歯の歯を出来るだけ残すダイレクトボンディング その3

 むし歯があり、過去の詰め物が継ぎはぎで、耐久性が望めないため、むし歯と過去の詰め物を除去することから、はじまりました。

むし歯が、歯と歯の間にあり、歯を削り過ぎないように処置します。

ダイレクトボンディングの当院の決まりは、マイクロスコープ、ルーペ、ラバーダム、エアフロー、むし歯のみを染色する液、エキスカベーター使用です。

大きなツールと、小さなツールも、決まりを持って使います。
むし歯のみ、染まる染色液。
エキスカベーターは、むし歯を手で除去する道具です。
ラバーダムは可能な限り、使用。

 むし歯、過去の詰め物を除去します。歯と歯の間にむし歯があると、除去後、歯が一部、欠けます。その欠けた部分に、壁を作り、歯の間を埋めていきます。

歯と歯の間を埋める壁を作るため、ピンセットで小さなパーツを入れます。

 むし歯の除去からスタートして、30分の時間を費やしました。これは、どの場合も30分ではなく、麻酔の効き具合、むし歯の状態にもよります。

レジンを詰めているところ。
レジンを詰める作業に使うもの。スポンジが付いたもの、筆もあります。

 ダイレクトボンディングは、1回では終了しません。かみあわせの確認と研磨を行うため、最低2回の通院です。麻酔を使用した時は、麻酔が覚めてから、本来のかみ合わせを見るため、2回目の来院依頼をします。

レジンを詰めて、研磨等に入ります。当院では、歯の溝の着色を望まない方が多く、着色無しです。理由は、汚く見えたくないそうです。

過去のダイレクトボンディングのケースはこちら
 奥歯の歯を出来るだけ残すダイレクトボンディング その2    
 奥歯の歯を出来るだけ残すダイレクトボンディング その1