6月の近況:メンテナンス強化月間と感染防止対策の日々

当院は、むし歯や歯周病を予防するためのメンテナンス主導型のクリニックです。
今回のコロナ禍で、来院出来なかった方々から、現在はメンテナンス(定期クリーニング)を希望される方が大変多いです。

その方の状態にも寄りますが、定期クリーニングの間隔は、2か月から3か月の方が大多数を占めています。定期クリーニングの予定日より、1か月弱の遅れによる来院では、目立って大きな変化はない傾向ですが、予定日から更に3,4か月以上遅れての来院ですと、歯みがき等のセルフケアでは限界が出てしまう方もいます。特に、歯の裏側にワイヤー等を付けて矯正されている方は、むし歯のリスクが高くなりますし、歯周病のリスクが高い方は、歯ぐきの腫れ、出血が増える恐れがあります。

1.ステイホーム期間は、生活習慣や食習慣の乱れが出る方もいて、お口の中が不衛生になることも!会社ではおやつを食べなかったのに、在宅で仕事の合間についつい、ちょっとだけ、何かをつまんでしまったと。飲み物も甘い味を好むようになるとむし歯のリスクが増えます。飲食の否定はしませんが、その後のケアをお忘れなく。
一番危険な習慣は、だらだら食べて飲むこと。 

2.コロナ禍で健康であらねばという意識で、免疫力を高めるために、ビタミンCを多く含む柑橘類、腸内細菌を整えるためのヨーグルトの摂取を積極的にされていた方も。息抜きに炭酸飲料を無糖にして常に飲んでいた方も。酸性度の高い飲食物にはご用心しましょう。こちらもケアをお忘れなく。
歯科医院で見える、自分のお口の健康度 

3.歯みがきが苦手な方、久しぶりの自分の歯の状況を知りたい方もいらっしゃるので、定番ですが染色液で染め出して、プラーク(歯垢)の付き具合を確認
その場で見て分かる!歯みがきの弱点を克服しよう! 

4.定期クリーニングの間隔より、間があくと、プラーク(歯垢)が硬くなり、歯石となってこびりつくこともあります。歯石は歯ブラシでは除去出来ないので、クリーニングで除去します。
半年ぶりの歯石除去の現実     
歯ぐきの中に潜む歯石は、黒い色  

冒頭の「とにかくメンテナンス強化月間」です
近況報告や、お心遣いのスイーツをお持ちしてくださったり、再びお会いできた方々には感謝の気持ちで一杯です。
そろそろ行かなきゃと思われた方も、いつでもご連絡下さい。
心よりお待ちしています。

ゴーグルも使用フェイスシールドやゴーグルを付けた状態で皆様の前に出ることもありますが、驚かないでくださいね。ブログでは、おどろおどろしい雰囲気の写真にならないように気を付けています。

東京都の緊急事態宣言が解除後、本日からは、都道府県を越える移動の制限が解除されました。
引き続き、感染拡大防止への取り組みを行っています
緊急事態宣言解除後も、安心・安全への取り組みは変わりません 
正しい手指の消毒の仕方をご存じですか?