細部に至るまで、細心の注意を払う

 私にとっての歯科医療とは、「1本の歯を細部に至るまで、細心の注意を払う」ことです。
 基本は「ていねい、確実、時間をかけて行う」ため、マイクロスコープ、ルーペという見るためのツール、そして歯を削るバーの選択が重要になります。

 歯を削るバーは、写真下段の右にあります。
 メインでよく使用するのは、真ん中の先端が小さいタイプです。
 歯を出来るだけ削らないために、左側のシャープペンの芯(0,5ミリ)よりも細いものです。 
 右側の一般歯科で使用されるバーの先端に比べて、かなり小さいのが、お分かりでしょうか。

 歯は体の大切な一部、出来るだけ削らないことが歯を大事に、歯を長持ちさせるのです。見るためのツールであるマイクロスコープ、ルーペは殆んどの治療で使用しています。