マイクロスコープのセミナー

 東京都世田谷区 小田急線の豪徳寺駅から徒歩2分に位置する歯科医院 西原デンタルクリニックです。当院では1日を通して、ほぼマイクロスコープやルーペを使用して丁寧で精密なケアや治療を行っています。自分の歯で美味しく食事が出来ることを永く持たせるために基本的な治療をしっかりと行い、定期的なメンテナンスで現状維持を心がけています。

 緊急事態宣言が明けまして、徐々にですが座学だけでなく実際に手を動かす実習セミナーも開催される様になってきました。2021年10月7日は、マイクロスコープを使用する根管治療のセミナーに出席してきました。講師は日本大学松戸歯学部の伊澤 真人 先生でした。

セミナー終了後の記念写真です。

 セミナー内容は、当クリニックにおけるマイクロスコープを使用した精密根管治療に関係あるものです。マイクロスコープにおける治療の黎明期には、マイクロスコープに適した器具が少なく大変でしたが、近年はマイクロスコープの使用を前提条件に開発された器具も多く発売されており、根管治療もより精密に出来るようになってきました。マイクロスコープでの治療環境が徐々に整備されてきたこともあり、約10年位前から根管治療の成績向上を目指して本格的に使用してきました。今回は、基本に立ち返り、2020年代における精密根管治療の基礎を学ぶことを目的として受講致しました。

 マイクロスコープは、歯科用顕微鏡とも言われておりますが、あくまでも目では見えないものを拡大して診察するための道具になります。精密根管治療おいては、マイクロスコープだけでなく、唾液の進入を防ぐラバーダム防湿、根管の洗浄、特殊な合金で造られたドリル(ニッケルチタンファイル)、精密な治療に使用出来る道具、それらの適切な使用法、最新の知識(エビデンス)など、単にモノだけでなく様々なものを掛け合わせて、より良い結果を出すために根管治療を行う必要があります。

ラバーダム防湿

 神経の処置は再治療を繰り返せば繰り返すほど、完治が難しくなってしまったり、繰り返す治療で歯が痛み、歯の寿命が縮みます。一番最初の治療が肝心です。当クリニックでも、マイクロスコープやルーペの使用、ラバーダム防湿、滅菌した道具などの様々な配慮を積み重ね、根管治療を行っております。

 緊急事態宣言が明けて幾日が過ぎましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止対策は引き続き、行っています。当院は完全予約制のため、ご予約ご希望の際は、お電話でお願いします。


 当院を受診されたことの無い方で、治療内容のご相談、ご質問のみをお電話や長文メールでお問合せされることがありますが、実際に拝見させて頂いていない状況では、対応致しかねますことをご了承願います。