その場で見て分かる!歯みがきの弱点を克服しよう!

ここ数日、患者さんからの会話の冒頭は「今日来ましたけれど、50日振りに電車に乗りました」「電車に乗るっていうのが、4,50日くらい経っているんじゃないですかね?」と、ステイホーム期間の外出自粛を経ての来院の方々が多く、久しぶりの近況報告を兼ねた感じです。

さて、家で過ごす時間が増大して、通常の朝、昼、晩のお食事以外にも、いわゆる「おやつ、間食」が増えた方が多いのではないでしょうか?
来院される方々の多くは「正直、増えました。まずいなとは思うんですが、子供たちと一緒に食べていました」「会社と違うから、家にいると、ついついコーヒーやお茶を飲んで、ついでにおやつという流れになっています」と自己申告されます。さらに「ゴロゴロしているような生活だから、太りました」との発言も。

当院では、患者さんのむし歯、歯周病のリスクに応じて、クリーニングの間隔を決めているのですが、今回のコロナ禍の外出自粛により、クリーニングの間隔がかなり空いてしまった方が多く見られました。

そこで、クリーニングをはじめる前に、その場で見て分かる、歯みがきの弱点を克服しよう!知らず知らずの間に付いてしまった汚れは、そこにある!をテーマに掲げ、歯垢染色液で、歯垢(プラーク。磨き残しのベタベタした細菌の塊)を染め出して、実際にご覧いただいています。

磨けている、いないは、一目瞭然です。

赤い染色液(氷イチゴ味)を歯の表面に塗り、軽く水洗後、歯の表面に残った赤い色が、磨き残しでプラークが付着しているところです。歯と歯ぐきの境い目が疎かになりやすい感じです。

赤い色が磨けていないところ。

コロナで歯医者さんに行けないから、自分基準ですが、歯みがきは頑張っていましたと、皆様、おっしゃいます。心がけて歯磨きに取り組んでいただいた気持ちが嬉しいです。みがき残しは、こちらできっちりクリーニングをして取り除きます。

現在、お久しぶりの来院の方々には、もれなく歯垢染色液での染め出しをしています。笑いあり、驚きあり、ご自分のスマホで撮影される等、いろいろなリアクションがあります。