種類別のフロスを、効果的に使用する理由

  フロスは、歯磨きの後に、歯と歯の間のお掃除に使うだけではありません。 当院では、3つのカテゴリーで、適材適所にフロスを使い分けます。

当院では、フロスは5種類あります。

1、詰め物やかぶせものを接着する、「接着治療」。詰め物や、かぶせものをセメント類で接着する前と、接着した後に、フロスが適正な間隔で通るか否かが大事です。フロスの通りが緩い、キツイは問題外です。

2、「クリーニング(PMTC)」。施術の後半で使用します。いわゆる歯のお掃除として使うので、イメージしやすいでしょうか。

クリーニングでは指に巻いて、使用。

3、ダイレクトボンドや精密根幹治療で、ラバーダムの固定のために使用します。1本の歯の根元と歯肉の境目に、ぐるっと一周、巻き付けます。歯の向き、歯並び、お口の開口の度合いにより、 巻く本数も変わります。

防湿でのラバーダム使用時に、歯の周りをフロスで縛ることも。
精密根幹治療では、ラバーダム必須。フロスを使用して固定する時もあります。

 失った歯の両隣を、かぶせもので橋渡しする構造のもの(ブリッジ等)を接着されている方には、クリーニング時に「ブリッジ専用のフロス」を使用して、汚れをかき出します。

ブリッジ裏側の一例。連結されており、フロスでのお掃除が必要。
裏側の、この部分に専用フロスで汚れを除去します。
歯があるように見える、かぶせものの下に、専用フロスを通します。

 インプラントを入れている方には、クリーニング時、「インプラント専用のフロス」を使用して、汚れをかき出します。

太いふわふわのフロスで、インプラント周囲を清掃。

 最後になりますが、これは、ラバーダムを使用する時のみですが、歯にぴったりと固定するのに用いる事もあります。

当院では、なくてはならない、隠れた存在です。

 フロスと一言で言っても、実は様々な種類、用途があり、使い分けが大事です。天然の歯はもちろん、何らかの治療を施した歯や、インプラントも出来るだけ長持ちしてほしいと思い、フロスを積極的に活用しています。