ラバーダム、MTAセメント、マイクロスコープは歯科治療における救世主ではありません
東京都世田谷区、小田急線の豪徳寺駅から徒歩2分の完全予約制の歯科医院 西原デンタルクリニックです。
当院は、お一人の患者さんに静かで落ち着いた環境の中で、自費治療のダイレクトボンディングやセラミック治療、歯のメンテナンスを、ほぼマイクロスコープやルーペを使用して丁寧に精密に時間をかけて行っています。自分の歯で美味しく食事が出来るように、基本的な治療をしっかりと行い、その方に適した定期的なメンテナンスで現状維持を心がけています。

🦷ネット情報と歯科治療の現実 ― ラバーダムやMTAセメント、マイクロスコープについて
近年は、インターネットやSNSを通じて歯科に関する多くの情報を簡単に得られるようになりました。
そのため、「ネットで見た治療法を試してみたい」「SNSで話題の方法を使ってほしい」といったお問い合わせをいただくことも増えています。
ご自身の健康に関心を持ち、積極的に情報を集めることはとても良いことです。
🔹ラバーダム・MTAセメント・マイクロスコープは「魔法の道具」ではありません
「ラバーダム」「MTAセメント」「マイクロスコープ」といったキーワードを目にされた方も多いでしょう。
確かに、これらは精密で質の高い治療を支える重要な技術・器材です。
当院でも、治療内容に応じて適切に使用しています。
しかし、これらはあくまで治療全体の中で一部を担う手段であり、
それだけで問題がすべて解決する「必殺技」ではありません。
🔹治療の流れと成功のポイント
歯の治療は、まず**現状の正確な把握(検査)**から始まります。
その後、診断結果に基づき治療計画を立て、症状や歯の状態に応じて
必要な材料・技術・器材を選択して進めていきます。
治療後は、患者さんご自身の治癒力・回復力も大きく関わります。
不快な症状や違和感が完全に消えるまでは、仮歯の状態で一定期間様子を見ながら、経過観察のためにご来院いただくこともあります。
したがって、
「ラバーダムやマイクロスコープ、MTAセメントを使えばすぐ治る」
というものではないことをご理解ください。
それぞれの技術や材料は、適切な場面で正しく用いることで初めて効果を発揮するものです。

🔹MTAセメントの使用について
MTAセメントは非常に優れた材料であり、歯の状態や治療の目的に応じて使い分けを行っています。
たとえば、歯髄の保存、穿孔部の封鎖、根管充填材の一部など、症例に応じた多様な用途があります。
ただし、すべてのケースで適応できるわけではありません。
🔹保険診療と自費診療について
ラバーダム・マイクロスコープ・MTAセメントを用いた治療の多くは、
現行制度上 保険適用外(自費診療) となります。
🦷 当院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせた最適な治療法をご提案しています。
ご不明な点や気になる治療法がありましたら、遠慮なくご相談ください。
根管治療は例えるなら、家を建てる際の基礎となる重要な縁の下の力持ちな部分です。
ここを、はしょるとその後の予後不良になりがちなため、当院ではしっかりと治す考えを持って臨床に臨んでいます。
歯を長持ちさせたい、歯の寿命を伸ばしたい方の参考の一助になれれば幸いです。

豪徳寺と経堂の間のユリの木通りの木の葉が所々黄色くなってきました。葉が大きいので、落ちるとカラコロ音を立てて舞います。、天気の良い日は、風や青空が気持ち良く、お散歩おすすめです。
西原デンタルクリニック
住所 :〒154-0021 東京都世田谷区豪徳寺1丁目51-17
電話番号:03-3426-7777
休診日 :木曜日、日曜日、祝日
小田急線「豪徳寺」駅、東急世田谷線「山下」駅から徒歩2分で駅近ですが、住宅街で看板も無く通り過ぎやすいため、分からない時は、すぐにお電話をください。
とても小さな歯科医院ですが近年、海外含め様々な地域からご来院頂いています。
お役に立てましたら幸いです。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。