ダイレクトボンディング かぶせものが外れた状態から その2
東京都世田谷区、小田急線の豪徳寺駅から徒歩2分に位置する完全予約制の歯科医院 西原デンタルクリニックです。
当院は、お一人の患者さんに静かで落ち着いた環境の中で、自費治療のダイレクトボンディングやセラミック治療、歯のメンテナンスを、ほぼマイクロスコープやルーペを使用して丁寧に精密に時間をかけて行っています。自分の歯で美味しく食事が出来るように、基本的な治療をしっかりと行い、その方に適した定期的なメンテナンスで現状維持を心がけています。
今回のブログは、奥歯のダイレクトボンディングの治療手順についての2回目となります。
前回のブログ ダイレクトボンディング かぶせものが外れた状態から その1
歯の表面にあるプラーク等の汚れを清掃後からの続きになります。
汚れを取り除いた後には、虫歯の取り残しがないか、虫歯を染色液で染めて確認します。染色液で染まるか染まらないかで、虫歯の部分を判断します。この事により術者の経験と勘だけでなく、基準に則って虫歯を除去しますので虫歯の取り残しがほぼ無くなります。
歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目等の微細な部分は、超音波の振動を利用した器具で慎重に削っていきます。
レジンを歯に接着させるためには、様々な表面処理を行います。ラバーダム防湿により、接着不良の原因となる唾液の付着を防止します。当院ではダイレクトボンディングを行う際は、出来うる限りラバーダム防湿を行います。
歯と歯の間は隔壁という枠を入れて、歯と歯の間の形を作ります。この隔壁のピッタリ度が歯と歯の間の形の完成度を高めますので、慎重に隔壁を設置します。
レジンを詰め終わりました。
術後
術前
当院でのダイレクトボンディングは、この様な複雑な手順を経て完成します。複雑ゆえに、施術時間は最低でも60分、90分等必要です。歯科医院での滞在時間を短くするのであれば、歯を削って詰め物等の型取り後、セットするという従来型の治療法になります(型取りが悪い治療ではありません。医院毎の考え方にもよります)。当院の考え方は、ダイレクトボンディングは歯をなるべく削らない様に治療する、もし再び治療する事があったとしても、歯を温存するダイレクトボンディングがもう一度出来るかもしれません。型取りで金属、セラミック等を装着された治療の歯が再治療になると、ご自身の残った歯が少なくなり、歯を丸ごと削ってかぶせるクラウンになる事が多い感じがします(ダイレクトボンディングは適応範囲があるため、適応外では施術出来ません。必ずしも万能ではありません)。
しかし、ダイレクトボンディングで治療したから大丈夫と過信して、歯の定期的なメンテナンスを忘れてしまうのは、よろしくないです。メンテナンスにご来院されず、虫歯のの早期発見、かみ合せの確認等が出来ずに、せっかく施術したところが大惨事になる事もあります。検診メンテナンスは歯の健康を守る基礎的なものとして大切です。
過去のダイレクトボンデイングのブログ
お知らせをご覧になられた方へ(当クリニックの基本的な流れです)
当院は完全予約制で、お一人にしっかりと向き合う治療やケアの歯科医院です。
複数の患者さんを同時平行で治療する歯科医院ではありません。1日のご予約数には限りがあり、ご予約ご希望の際は、必ずお電話をお願いします。
初診の方は、むし歯、歯周病の検査を行い、問題点を総合的に判断するため、約1時間を必要とします。痛みや詰め物が外れた等の際は、当日応急処置は行いますが、
本格的な治療は後日、改めて行います。 問診票にご記入をして頂く必要がありますので、ご予約時間の10分前にはご来院願います。
歯の悩み、相談のみご希望で、診察、検査、治療を望まない際は、保険外になりますので、30分11,000円(税込み)です。
治療費のお支払いはカードは使えませんので、現金払いです。
換気を行い、新型コロナウイルス感染拡大防止策に取り組んでいます。
治療するお部屋は個室ですが、現在、お部屋のドアは開放しています。
皆様方には治療やケアをはじめる前に、保湿剤入りのアルコールジェルで手指の消毒を行うこと、もしくはハンドソープで手洗い後、お口の消毒のために、うがいをお願いしています。 スタッフは手洗いを行い、グローブは使い捨て、フェイスシールドやゴーグルを装着しています。 エプロン、紙コップ、カバー類は使い捨てです。
西原デンタルクリニック
住所 :〒154-0021 東京都世田谷区豪徳寺1丁目51-17
電話番号:03-3426-7777
休診日 :木曜日、日曜日、祝日
小田急線「豪徳寺」駅、東急世田谷線「山下」駅から徒歩2分で駅近ですが、住宅街ゆえ、目立つ看板はありません。通り過ぎやすく、ご注意願います。分からない時は、すぐにお電話をください。