セラミックの歯の裏側は、どうなっているのでしょうか?

前歯のかぶせものに関しては、「前歯は人前でも目立つから、治療するのであれば、セラミックにします」「前歯は大事ですから、人に見られても大丈夫にしたいです」と、前歯にセラミックを選ばれる方の多くは、同じような事をお話しされます。

オールセラミックのかぶせものの正面

いかにも真っ白なセラミックで、作り物感がバレバレは大変不自然だと思いますので、患者さんの天然の歯の色に限りなく近付けたセラミックであることが、当院の審美治療に対する考え方です複雑な色味をお持ちの方には、全体のトーンを合わせるようにして、色味のマッチングを行います。

前歯にセラミックのかぶせものが接着された後、他人から、正面や横顔を見られてもごく自然な感じの印象に仕上げていますが、裏側も自然な歯の色に見えるように制作されています。これは、歯の構造(色味)を摸倣することにより、光が透過したときに、表側から自然に見えることを考慮しています。まあ、他人から、裏側を見られることは、ほとんど無いと思いますが・・・。 

オールセラミックのかぶせものの裏側。真っ白ではなく、天然の歯に近い色です。

前歯のセラミックの裏側も美しいです
黄色っぽい、色が強いと思われるかもしれませんが、個人の歯の色によって違いがあります。今回は、このような歯の色をお持ちの方です。

一般的な天然の歯の色は、歯の根元に近い部分は濃い色味、歯の先端に近付くほど透明感のある色味になります。
オールセラミックは、単色だけでなく多数の色を持つセラミックを積層追加する事によって、自然な感じに製作されます。
ご自身の歯の色にマッチングした色味は、自然な感じの印象で、そこだけ突出した不自然さはありません。

当院のセラミックの詰め物やかぶせものは、全て自費専門の技工物を制作するティーズテクニカルスタジオの歯科技工士が担当します。長年のお付き合いになりますが、常にお世話になっています。セラミックに関しては、やはり専門の仕事をされる方に依頼するのが、患者さん満足度が高いです。当院のオールセラミックは、ニケイ酸リチウムガラスセラミックを主成分とした、商品名 e-maxで制作しています。

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前歯のセラミックの色合わせ ~セメントの色も大切!!~