むし歯を確実に取り除くには、目で見るだけの確認で終わらせないように、拡大視野とう蝕検知液が必要です
東京都世田谷区の小田急線、豪徳寺駅から徒歩2分に位置する歯科医院の西原デンタルクリニックです。
当院では新型コロナウイルス感染拡大防止対策を取りつつ、むし歯治療には精密な治療へのツールとして、マイクロスコープやルーペを用いることと、むし歯だけを染め出す「う蝕検知液」を使用して、むし歯を確実に取り除く取り組みをしています。
歯の治療や予防ケア、歯の温存のために、マイクロスコープやルーペを使用するのは「?」と思いますか。
問題があるところを拡大視野の下で精密な治療を行うことと、術者の目視だけでの治療には大きな違いがあります。
同じ歯の治療は何回も出来るものではありません。
永久歯という言葉のイメージから、”治療を繰り返しても、いつまでも歯は保てる”というお考えの方もいらっしゃいますが、天然の歯を削り続けるという行為は、いつか終わりが来る時もあります。終わりとは、ご自身の歯を治療する余地が無くなり抜歯になることです。
例えば、一般的なむし歯治療、再治療の流れについて、下記に記します。
1.むし歯治療を行う場合、むし歯を除去するために歯を削ります。
2.治療の終着点として大なり小なり、詰め物やかぶせものを入れます。
3.しかし、治療から数年後、今度は詰め物やかぶせものと、ご自身の歯との境 い目にむし歯が出来ることがあります。放っておくわけにはいかないので、詰め物やかぶせものを外したり、ご自身の歯を削ることになります。
一番初めに治療した時よりも、更に歯を削るためご自身の歯は小さくなります。
4.これを複数回繰り返すと、ご自身の歯は短くなる、小さくなる、歯の原型を留めなくなっていきます。歯が折れたり、割れたりすることもあります。
(このようにならない方もいます。むし歯にならないようにするには、どうしたらよいのか等のお話は後日、また改めて書きます。)
むし歯治療を行う時、むし歯の取り残しが無いようにすること、ご自身の歯を出来るだけ残せるようにするために精密に削ることを念頭に置くと、マイクロスコープやルーペ、う蝕検知液は必要です。むしろ、必須だと個人的には思います。
肉眼では見えたつもりでも、もしくは見えずらい場所や位置でも、マイクロスコープやルーペがあると深い位置まで拡大して見ることが可能です。
術者が多いに助けられるということは、患者さんの歯の健康への貢献につながると思います。
自分は患者さんとよく話すのですが、「日本人の寿命は延びており、今後女性の場合は5人中1人が寿命100歳に到達する可能性も出てきたので、長生き出来る環境になれることは嬉しいことだよね。でも残念ながら、生まれ持った歯の耐久性はそこまでは持たないことになりそうだから、せめて、今ある歯を長持ちさせられるようにメンテナンスしていこうね」と。
治療が必要になる時は、出来るだけやり直しのないように、むし歯は染色液を使用してきっちりと除去してダイレクトボンディングや、神経の処置にはラバーダムで防湿後、根管治療を行い、歯の処置の基本的な部分を疎かにしないことをおすすめしています。
歯を失った場合は、人工物で治す(無くても良い、抜きっ放しで良しとするならば、それもその方の価値観ですが)治療方法はあります。
歯の再生療法に望みをかけたいとお話をされる方もいらっしゃいますが、歯の再生療法等が今すぐ実現可能かどうかは少し先の話だし、それが保険適応になるかどうかも分からないから、現在の歯を温存しましょうとお伝えしています。
むし歯を確実に取り除く取り組みの過去のブログはこちら
西原デンタルクリニック
〒154-0021 東京都世田谷区豪徳寺1-51-17
小田急線「豪徳寺」駅より徒歩2分。
東急世田谷線「山下」駅より徒歩2分。
駅近ですが、住宅街にも位置するため、大きな看板等はありません。
通り過ぎてしまわないよう、ご注意願います。
電話:03-3426-7777
休診日:木曜日、日曜日、祝日
治療技術向上のため、セミナー出席等でお休みを頂くこともあるため、恐れ入りますが、ホームページの休診日の確認をお願いします。
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